【第51回】対局の心構え(8/30)

『参加者は15人!』


毎日が晴天続きでとても暑いのですが、子どもたちは元気にきております。

今回はいつもの広い和室が取れなかったので、地下の視聴覚室となりました。

碁盤や碁石を和室から運んでいる間に、子どもたちが自主的に机などの準備をしておりました。

自分たちで考えて行動できて、日々成長していますね。

頼もしいかぎりです。


『厳しい競争社会の中での自分のポジション」


囲碁をある程度続けていると、自分の棋力や相手との実力差が分かるようになってきます。

段級位という形で実力が細かく設定されているため、対局相手が決まった瞬間に、ある程度の勝敗予想ができるものです。

では、もし相手が自分よりも明らかに強いとしたらどうでしょう。

「この人とは打ちたくないな」「負けても仕方がないか(なげやり)」

そんな気持ちになるのも当然です。

しかし、こういう場面こそ後ろ向きにならず、前向きな気持ちを持つことが大切です。

「頑張って勝つぞ」「今の自分のベストを出そう」

そういう姿勢で対局に臨むと、たとえ今回の結果が伴わなくても、その後にぐんと力が伸びるのです。

学校生活では、基本的に同級生どうしの競争が多く、実力差はそれほど大きくありません。

一方で囲碁は、年齢や経験年数に関係なく対局する世界です。

未就学児から高齢者まで、幅広い世代が同じ碁盤を囲みます。

そんな中で圧倒的な実力差がある相手と、ハンデなしで打つことも少なくありません。

こうした厳しい環境に身を置くことで、自然と心が鍛えられていくのです。

囲碁の魅力は、年齢に関係なく誰もが平等に評価される点にあります。

学校ではなかなか得られない経験ができるので、囲碁は本当におすすめです。

そして、そんな厳しい世界に少し疲れたときは、私たちインストラクターの出番です。

どうぞ遠慮なく何でもご相談ください。




東京子ども囲碁普及会(三鷹仙川)

当団体は東京を中心とした児童・生徒又はその親に対して、伝統文化の囲碁を継承する活動をしていきます。 【主な活動場所】 ・新川中原コミュニティセンター ・三鷹市立第四小学校 ・三鷹市内の学校、学童、保育園、幼稚園 ・調布市立調和小 ・桃井第三小学校(杉並区の学童)