最速で19路クラスへ!「きらめき囲碁クラブ」
『 初日で9路卒業! 』
きらめき囲碁クラブは今年入段した吉田透真プロが、小さいときに通っていた囲碁クラブです。
そんなところで最近、囲碁をやってみたいということで入部してきた子がいます。
まずは9路盤でルール説明から。
何となくルールの把握も早く、センスありなご様子。
早速対局してみると、これまたこれまた。
地の囲い方や、死に石の判断などセンスの塊です。
(実際は死に石を二眼で判断しておらずに、スペース感で判断していたようでした)
これには脱帽して、9路はおしまいにしました。
『 2日目に13路へ 』
たった1日で13路クラスへ昇級です。
このまま9路クラスにいても、周りに大勝してばかりで悪影響を及ぼしかねません。
そして、13路クラスでも快進撃が・・・。
試しに13路で一番強いと思われる子と打ってみました。
13路は9路と違って、少し広いので複雑になります。
それでも、まだよく分かっていないはずなのに、石の取れるところや反対に自分の危ないところへ何となく手が向かうのです。
この後は対局進行が進み、終局して陣地の計算へ。
整地が終わると、本人は帰る時間で急いでおり「負けた」とだけ伝えて帰ってしまいました。
ですが、私は途中まで見ていて負けている感じはしなかったので、おかしいなと思いました。
そこで最後まで見ていた鈴田先生に確認したら「勝っていましたよ」と。
対局相手も自分の負けを認めていたので、本人だけが負けたと思っていたようです。
結局は陣地の計算をミスしながらも、現在の13路クラスで一番強い子に勝ってしまいました。
このあたりはまだまだ始めたばかりの初々しさが残ります。
さて、このような状況ではありますが、これはどうしようか悩みました。
『 3日目には19路へ 』
もう3日目にして19路クラスへ昇級させました。
ここ10年で最速のスピードです。
普通は1年くらいかけるものなんですけどね。
打っている内容を見ても才能を感じます。
私が「この子はプロを目指せる」と断言したのは、この10年で吉田透真少年を含めて二人だけです。
今回は晴れて3人目となりました。
とはいえ、本人やご家庭で興味がなければプロになるのは難しいでしょう。
今後の成長に期待です。
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